心の人間ドッグ:従業員のケアできていますか
従業員に対する安全配慮としてこれまで講じられてきたのは主に業務における不慮の事故や汚染の問題でした。これらに関しては行政によるチェックも定期的に行われ、労働基準局などでも安全大会などでノウハウのシェアがはかられてきています。しかし、昨今問題になっている精神疾患については実はほとんど手が付けられていません。精神面のケアをする部署をおいている企業もありますが、十分に機能しているという話は残念ながらまだあまり聞こえてきません。
実際は精神疾患は従業員の持つ重大なリスクです。「身体的」な疾患に関する予防やケア、保障については行われているところも少なくありませんが、いわゆる心の人間ドッグという対策はまだ普及していません。自殺の問題、重症のうつ病の問題が増え続けているのにはこうした背景があります。
(この記事は2006年に書いたもので、実際には従業員の心のケア対策はこの数年で格段に充実してきています)
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2013.1.21