米国の医師たちはヨガセラピーとリサーチに何を期待してるのか
10年前は、アメリカの医科系の大学でCAM(補完代替医療)を取り入れていたのは、4校に過ぎませんでした。今では、96もの学校が、取り入れています。
また、多くの新聞やテレビもヨガセラピーの研究成果をとりあげ、それは確実に医療関連業界(保険、製薬を含む)に影響を与えてきています。
医師たちが臨床でヨガを用いることができるようになるには、それなりに地位のある臨床ジャーナルに論文が載っていることが前提となります。
ですので、ヨガセラピー&リサーチに期待されているのは、ヨガセラピーのリサーチを、IAYT ( 国際ヨガセラピスト協会)での論文としてリストし、ネクストステップとして AMJ (アメリカンメディカルジャーナル)での認知をひろめ、Joural of American Physician など、権威ある論文集に掲載できる内容にまで高めていくことなのです。このようなアメリカでの研究スタイルを今すぐ日本のヨガ界に求める必要はあるとは思えませんが、こういう動きがすでに始まっている、ということを日本の心理学、医学、精神病理学、神経科学などを研究している方々に、知ってもらう機会があれば嬉しいです。
2013.6.16