メディカルヨガ

メディカルヨガ

椅子が一脚あることで広がるヨガの可能性

高齢者施設においても、入居者の方々の心と身体の健康に色々なホリスティックなアプローチがありますが「椅子が一脚あればできるヨガ」であれば、医療や介護の現場でも、またスタッフの方々にも理解していただきやすいメニューだと思います。

私は、ぜひこのヨガを非常に過酷な労働条件のもと働いているケアワーカーの方々に、知っていただきたいのです。忙しくてヨガ・スタジオに通う暇などないかもしれません。なので、お仕事の合間に深く深呼吸する時間を数分だけでもとっていただきたいのです。ヨガは極めるものでなくてもいいのです。全ての人が、それぞれの人生にある隙間に、たまたまヨガと出会う機会があれば、もしかしたら心と身体がきつくなったときに、思いがけず救いになるかもしれません。

現在はまだ介護支援のためのヨガには介護保険が適用されませんが、実際にヨガを楽しむお年寄りたちは、顔色も体調もよくなったとおっしゃってくださいます。適度な運動習慣とリラックスがもたらす効能データを蓄積し、代替医療にも一部保険が使えるようになればどんなに明るいだろうと思います。

イギリスでは社会事業に携わる事業者数が55000、日本は8000 市場規模も5兆7千億円に対し、日本は2400億円、雇用者数はイギリスが77.5万人に対し、日本は3.2万人。
(経済産業省ソーシャルビジネス研究会報告書2008年4月まとめから)

ヨガもこれから医療の隙間を埋めることができると思います。どうやって理解を得、普及に努めていくことができるか。自分の非力さに眼をつぶり、「農薬の危険性を100万回叫ぶより、一本の無農薬の大根を作り、運ぶことの大切さ」という、ふるさとの先輩の言葉を忘れずに、できることから始めていきたいと思います。

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