もっと甘えてもっとなまけて(Be Lazy ! )
大人になるにつれて、当然のことのようですが、私たちは甘えたい、怠けたいを封印してきています。
でも、リストラティブヨガでやっていることというのは「あなたはもっと甘えていいんだよ、もっとなまけていいんだよ」ということなのです。
ちゃんと甘えてちゃんと怠けることができた人は、余裕が生まれ、寛容になれるような気がします。
甘えられない、怠けられない人は、自分にも人にも厳しくなってしまう。
どこか別なかたちできっと「甘えたい!怠けたい!」が噴出しています。
よく、愛されたいと思うことより、愛することの方が崇高だ、と言いますが、普通の人はまず自分が愛されたいのではないでしょうか。ちゃんと(自分からも)自分が大切にされている、という確信が持てて、私たちは寛容・正気でいられます。そうでないときというのは、免疫ビリビリ、自己防衛のバリアを無意識のうちに硬く貼っています。
先日ある編集者の方から「アーティスト・デート」という言葉を教えていただきました。
週に一度、自分の中のアーティストとデートする時間を持つことによって「自分と親しくなる」楽しさを広げる、わっ、これ自分に必要だ、と思いましたが、今の時代は残念なことに、自分と親しくなる以前に「自分と超親しくない」という人が少なくないのではないかと思いました。自分を甘やかせられない、自分を怠けさせられない、自分を許せない、自分を信じられない。
だからまず、自分を甘えさせ、甘えて悦ぶ自分の心と体の声に耳を傾けてあげてほしいな、と思います。
またドライな言い方に落とし込んでしまいますが、甘えて悦ぶ自分の心と体の声、というのは脳と神経の働きの変化というかたちであらわれ、けっきょくそれが私たちの「幸福感」や「健康感」につながっていくのです。
ヨガが病気や内臓に作用するのではありません。ヨガにていねいにとりくめば、それは脳と神経に効くのです。脳と神経が病気や内臓に影響を与える可能性がある、というだけです。
ヨガにていねいに取り組むのもしんどい(あるいはめんどうな)人のために、リストラティブヨガがあります。自分を甘えさせ、怠けさせることから始めましょう!
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お母さんたちにもリストラティブヨガが必要なわけ。
さきほどの、自分を甘やかせられない、自分を怠けさせられない、自分を許せない、自分を信じられない、の「自分」を「我が子」に置き換えてみてください。
自分を甘やかせていないことを、一番身近な存在である「我が子」に投影していませんか?
まずはお母さんから休みましょう、ということで「マタニティリストラティブ」をお勧めします。