メディカルヨガ

メディカルヨガ

松江赤十字病院のオーガニックな取り組み

松江赤十字病院で乳がんリハビリヨガの勉強会を行いました。看護婦さんやお医者さま、理学療法士さん、検査技師さん、薬剤師さんなど、さまざまな病院職員の方々が参加くださいました。

枕やバスタオル、サンドバッグなど、病院にある道具を使って心とからだをくつろがせるポーズや、リハビリとして気持ちのいい動きなどを行いました。

患者さんにとってやはり一番安心してドアをたたけるのは病院で開催されているクラスのようです。そこからヨガに興味を持たれた方が、もっと通いやすいヨガ教室に通い先をうつしていくケースが多いです。理学療法士さんがヨガのアイデアを取りいれてリハビリの現場で活かしていく、というケースもあります。

参加される方々ご自身の日々の疲れをヨガで癒すきっかけをみつけてほしい、という想いもありました。癒しは不思議なもので双方向だからです。癒しているつもりが癒されていたり、癒されていると思っている人は実は癒していたり。枕に自分を委ねるポーズは、みなさんとても気持ち良さそうに呼吸していました。

ヨガのいいところは、現在の治療や療法を否定するものではないという点です。むしろ補完し、応援していきます。松江赤十字病院はヨガの他にもこれまで「乳がん患者さんのためのリンパ読本」や「ビューティ読本」をつくられたり、患者さんの心のケアを大切にした医療体制を推進しています。

冊子に使われているお花は関係される皆様で話し合いに話し合いを重ね、ガーベラやサルビアを選ばれたそうです。

ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」
サルビアの花言葉は「すべてよし」

こういう心遣い、つまり命や気持ちを大切にすることをオーガニックというのだと思います。

私の方が多くのことを教えていただきました。今回この勉強会を企画いただきました松江赤十字病院の先生のお言葉ですが
「私は、ヨガはメンタルトレーニングなんだ と思いました。自分もスタッフも患者さんも、ややこしい状況になったとしても「ふっとゆるめる、気づく」ことから先がみえるとどんなにいいでしょう。」とおっしゃっていました。

病院内で乳がんリハビリヨガの研修を希望される方は、問い合わせフォームよりご連絡をいただければと思います。いつかは47都道府県に一カ所は乳がんの患者さんが安心して通える環境ができることを目指しています。

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