不眠症にヨガを試してみませんか
いろいろな原因がある不眠症。
ヨガのクラスで最後に行うシャバアサナ、屍のポーズ、ともファイナルリラクゼーションともいわれますが、ヨガのポーズというのは実は、このリラックス状態を誘引するためにあるともいわれています。
身体に、普段与えないような刺激をしばらく与えたあとに、思い切って弛緩することで、深いリラックス状態を誘引できるのです。私たちもいきなり「さあ、ここでどうぞどうぞリラックスしなさい」と言われてもできるものではありません。なんだかんだおやおやと伸ばしたり捻ったりするからこそ、クラスの最後にさあ、どうぞ今からリラックスしてください、と言われたときに「やったーっ」と弛緩できるのです。これがインドで脈々と伝えられてきた智慧なのです。
空腹が最大の調味料であるように、身体を動かすことは一つよく眠ることのこつです。
ストレス性不眠症の場合、問題はそれほど単純ではないかもしれませんが、心や身体が緊張しているとまず眠れません。この緊張状態はどうやって解いたらいいでしょうか。
だまされたと思って、まず親指と人差し指で鼻をつまんでみてください。そして、左の鼻の穴をあける。左の鼻から思いっきり空気を吐きます。吐ききったら自然に空気が入ってくるに任せます。空気が入ってきたら、指をスイッチ!左を塞いで今度は右の鼻の気道をつくりましょう。右の鼻から思いっきり吐いて、吸うに任せます。これをしばらく繰り返しているうちに、交感神経、副交感神経のバランスがとれてきます。
2013.12.1